薔薇石化5

薔薇石化5

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必死で薔薇は外へ出た。

そこは、
あのままの暖かい空気。
季節を運ぶ柔らかい風。
だが、今の姿の薔薇を知る者はいない。


薔薇は悲しながらも、自分の故郷へと向かった。



───無かった。
ミツバチも蝶も、他の花も。
悲しくて悲しくて
枯れかけた。

そして
悲しんだより何倍も
  強く  憎みました

薔薇は、身体に残された数本のトゲで復讐をすると誓った。
あの、学者に。

*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*

これは、優しかった薔薇の物語。
優しすぎた薔薇の、復讐の物語。
オハナシ オハナシ オハナシヨ
コレハ 変ナ オハナシヨ 

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