薔薇石化2

薔薇石化2

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学者は、その薔薇をどうしても傍に置いておきたいと願った。
あまりに優しすぎる薔薇は、断ることが出来なかった。


──怖かったのだ。
   何かを傷つける事が。

「1日だけ、1日だけ一緒に居たら、またこの花畑に帰ってこよう。」

そう誓い、優しい薔薇は産まれて初めて故郷を離れた。


……だが
それはやはり、間違いだったのだ。
気がついたときには、もう遅かった。

この学者は、私を手放す気など無い、と。

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